ヘナの秘密

へナとは?

熱帯地方特有の植物

ヘナ インドラジャスタンへナは熱帯地方特有のミソハギ科の低木で1.5~3mくらいまで成長します。北アフリカ・西アジア原産です。インドをはじめネパール、スリランカ、パキスタン、イランなどに自生しています。日本では、指甲花(シコウカ)という名で知られています。
またヘナは気候・風土・水などの条件により、それぞれ原産地ごとに性質が微妙に異なるという特徴があります。

最高のヘナ

ヘナの栽培にはインドのラジャスタン州ソジャット地区が最高の条件(乾燥していて、昼4~50℃で夜10℃という温度差がある)とされています。ヘナはもともと虫除けになるくらいですので農薬や殺虫剤などは必要ありません。黒ずんだ葉や枝や葉脈を取り除き、葉肉だけを粉末にし、一切添加物を加えていない鮮度の良いものが高品質になります。実際には、葉と茎の部分も乾燥させてパウダーにしたもの、鮮度や保存状態の良くないものがあるのも現実です。現在、へナは天然素材のハーブトリートメンして使用され、毛髪や肌をキレイにする効果に加え、髪や肌を染めることも出来るハーブとして自然派志向の方々から人気上昇中です。

地域、時代、宗教を超え人々の役に立ってきた

ヘナはメソポタミア文明では既に栽培され、染料として使われていたといいます。古代エジプトではミイラを包む布を染めるのにヘナが使われていました。クレオパトラが化粧にヘナを取り入れていたのは有名で、一般の女性も手足の爪や髪の毛をへナで染めていたといいます。イスラム教では幸運をもたらす植物とされ、結婚などの人生儀式においてさまざまなへナ染めの儀式が行われてきました。モロッコの遊牧民は、イスラム教が浸透する以前の自然信仰においてもヘナには特に聖なる力が満ちていると信じてきました。
インドでもヘナは幸運の植物とされ、結婚式の数日前には花嫁にメヘンディの儀式があり、ヘンナリアというヘナ師により吉祥模様のメヘンディを手足に施されます。メヘンディの色が濃く、色持ちが良いほど結婚生活がうまくいくと言われています。現在では、ヘナタトゥとして結婚式以外でも肌にヘナで図柄を描くためにも使われています。

ヒンズー教の女神ラクシュミーは、へナの女神とも言われています。ラクシュミーはインド三大神(シヴァ、ビシュヌ、ブラフマー)の中のビシュヌの妻で最も人気のある女神です。美と健康と豊穣の女神として人々から愛され続けてきました。日本では奈良の薬師寺に祭られている吉祥天女として有名です。

また、イスラム医学やインドの伝承医学アーユルヴェーダでは、古くから親しまれてきた植物で、殺菌、沈静、消臭、冷却効果があります。花、葉、新生枝の抽出物はハンセン病にも使われます。薬草として湿布薬、傷薬、止血、火傷、吹き出物、打撲傷、生理不順、などの予防や治療に医薬品として使われたり、皮膚病や肝臓病にも効くと言い伝えられています。1990年のインドの科学者の論文ではヘナの中のナフトキノンが肝臓の毒素を排泄させる役目があると発表されました。

ナチュラルへナで髪質改善

トリートメント効果とUV対策

ヘナが髪のたんぱく質と結合する際に、毛の表皮に薄い膜を形成し、その働きによって髪を包み込みことでキューティクルを保護します。外から受ける紫外線などの悪影響から髪を守ることになるのです。その他タバコの煙など外からの刺激物から髪や皮膚を守り、髪を本来の健康なバージンヘアーに戻す働きがあるので、クセ毛には矯正効果、猫毛にはコシや艶が出て櫛通りが良くなります。さらに、抗酸化作用により、皮脂の酸化により毛穴に詰まってしまう汚れを取り除き殺菌することで頭皮を健康に保つことが出来ます。これにより抜け毛予防、育毛、発毛促進、癖毛の改善にもつながります。

カラーリング効果

ヘナの着色作用は、主な成分であるローソンとタンニン酸によるもので、発色の素となる赤色色素が含まれていて、毛髪の主成分であるケラチンに絡みつく性質により髪に色が着きます。ヘナのみで染めた場合、白髪は柔らかなオレンジ色になり、重くなりがちな黒髪はソフトな印象になります。さらにヘナにインディゴや様々なハーブをブレンドすることで、自然な感じのオリジナルカラーが楽しめます。