ごま

ごま

Sesamum3

  • 科:ゴマ科ゴマ属一年草
  • 学名:Sesamum indicum
  • 原産地:アフリカの熱帯サバンナ植生地帯
  • 薬力源:熱性
  • 消化後の味:甘味
  • 性質:油性、温性、重性
  • ドーシャへの影響 : ヴァータを鎮静、カパを増加させない、ピッタを増加

偉大なごまパワー

ごまは私たちの食生活にとっても身近な存在で、大変優れた食品です。さまざまな有効成分が小さな粒の中にぎっしり含まれているその胡麻のふるさとはアフリカのサバンナ地帯です。高温で紫外線にさらされる過酷な環境でも負けない生命力を備え、世界中に広がり、食用されるようになりました。常温保存で30年経ったものでも60%が、白ごまは80%が発芽するそうです。

主な成分として、リノレン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸、ビタミンE、セサミノールに代表されるリグナン、その他鉄分、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、トリプトファンやメチオニンといった必須アミノ酸などが含まれています。

少量でも毎日続けてとるのが、ゴマの効用を得るうえで最良の方法です。ゴマは炒ることで外皮が破れ、消化吸収が良くなります。食べる直前に炒り、必ずすって使うか良く噛んで食することが大切です。ただし、重性の性質があるので食べ過ぎると消化に時間がかかりますので注意してください。

ごま油 (セサミオイル)の効能

ごま油ごま油(セサミオイル)には2種類あり、焙煎した胡麻を圧搾して搾った香りの強い「焙煎ごま油」と生搾りの香りの少ない「太白ごま油」とがあります。私たちの食卓では大抵は「焙煎ごま油」を使うことが多いと思いますが、アーユルヴェーダでは香りの少ない生搾りのごま油を使います。

ごま油は、植物油の中でもっとも安定性の高いオイルです。ごま油の有効成分であるリグナンという坑酸化物質が、変性の病気の原因になるフリーラジカルの活動を抑え、免疫系を強化するとも言われています。また、身体を落ち着け、滋養を与える効果があり、マッサージにも有効なオイルだともいわれます。さらに消化器系が浄化され、関節や筋肉が潤滑になり、毒素が排泄しやすくなり組織が若返り、老化も予防され肌もすべすべになるといわれています。

curing 美・らさーやな

そのごま油を一度熱処理してその効果を高めることを「キュアリング」といいます。「キュアリング」するとごま油の有効成分であるリグナンの中に含まれるセサモリンという分子がセサモールという分子に変化し、より安定した油となり、強い坑酸化作用を持つことがわかっています。さらに、皮膚からの吸収も良くなり、体内組織の細部まで浸透し作用する性質があるとされています。

アーユルヴェーダの治療では、このごま油をベースにした薬草オイルを使いますが、その主な目的は、解毒や浄化を促すことにあり細胞レベルでの作用を期待するからです。